大差なし

スポットライトおよびダウンライト向けCoBタイプ LEDの、前例のない色一貫性を実現した「10°」ビニング
14.03.2016
タイプ:  製品

オスラムがSoleriq S 13に導入した10°ビニングは、これまでにない色一貫性を実現

一般照明におけるLED使用の増加に伴って、白色ビニングの重要性はますます高まっています。しかし、現在世界的に採用されているCIE 1931 2°表色系は限界になりつつあり、白色LEDの知覚的色差を適切にマッピングすることは、もはや不可能で、変更すべき時期に来ています。研究結果に基づいて、オスラム オプトセミコンダクターズはこの問題への解決法を見つけ、導入された「10°」ビニングはこれまでにない色一貫性を提供します。この新しい白色ビニングは、第三世代Soleriq S 13ファミリーにて世界で初めて採用されます。

通常のCIE 1931 2°表色系では、色度座標で全く同じ2つの発光ダイオード(LED)が、明らかに異なる白色の色合いを示す可能性があります。これはCIE 1931 2°表色系と現実の色知覚の相違に起因するものです。この色度座標では、青、緑、赤の色知覚を受け持つ人間の眼の錐体細胞分布が均一と想定されているためです。しかし、実際には異なります。色素濃度は視野の大きさにより大幅に変わり、例えば、中心部の狭い部分には青錐体がまったく存在しません。また、50cm離れた距離からの通常の2°表色系は、直径わずか17mmの視野しかありません。一般照明のほとんどのアプリケーションでは、10°以上の視野(直径約90mm相当)とされており、そのため、知覚に歪みがしばしば生じるのです。ウォールウォッシャー、スポットライト、ダウンライトに通常は単一光源で使用される白色CoB LEDにいたっては、この色彩相違が特に不快に感じられることもあります。

専門家はこの問題を数十年前から認識し、詳しい研究もされてきましたが、LEDに関してはより狭いビニングで知覚色差を減少させる試みがあっただけです。そこでLEDには、従来型光源よりも厳格な規格がたびたび設けられてきました。この傾向は5SDCMから3SDCM、 1SDCMと完全なANSI規格範囲で進行し、光源の製造およびその関連測定技術への難問となるビニングサイズにまでなりました。それでもなおCIE 1931 2°表色系の欠点のため、最小のカラービニングでも視覚的な色差は解消できていません。

今それを変えたのがオスラム オプトセミコンダクターズで、眼の錐体に関する最新の研究結果と、一般照明で使用されるLEDに物理的に重要な色度座標の基礎知識を適用しています。「10°」ビニングでは、異なるスペクトル形状を通して大きな色差を避けることができます。この実現のために、当社は国際照明委員会により最近開発されたCIE 2015 10°表色系を採用し、白色LEDの10°ビニングを導入しました。2° 表色系に比べ、この10° 表色系ははるかに人間の眼の色覚に近づいています。今のところ、この「10°」ビニングは現行基準に取って代わることなく、付加的に補完されます。

オスラム オプトセミコンダクターズは、2016年3月から発売する第三世代Soleriq S 13に初めて「10 °」ビニングを採用する予定です。同LEDはこの新機能により、これまでにない色一貫性が保証されています。さらに、新Soleriqは引き続き現行の業界標準に対応し、従来の白色分類に対しても互換性が維持されます。そのため、顧客の製品やアプリケーションにもそのまま実装が可能です。この新しい白色ビニングが他の製品シリーズに拡大される可能性と時期は、市場での受け入れ実績によって決まります。

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